武婕弁護士

武婕語録

『人民日報』、涼子インタビュー録、法合家およびポッドキャスト番組でのインタビューより抜粋。日本語訳は非公式のものです。

弁護士という職業と責任について

刑事事件はどれも人の自由、ひいては生命に関わる——あなたが扱っているのは「案件」ではなく、他人の人生だ。引き受けた以上は全身全霊で、最後まで責任を持つ。自由に値段はなく、生命にも値段はないのだから。
法合家「名律インタビュー」『愛しているから、守り続ける』
「刑事弁護人として、いわゆる『道義』に背いてでも死刑囚を弁護する。それを続けるうちに、人間性のまだら模様が少しずつ分かるようになった。」
涼子インタビュー録『武婕:死刑事件を長年手がけて、人間性のまだらを見た』
以前の私の認識では、社会は平らなもので、人と人の間に差はあってもそれほど大きくないと思っていた。こうした事件や依頼者に接するようになって、世界は非常に立体的で、幾層にも重なっているのだと気づいた。私にとって、これはとても大きな収穫だった。
『人民日報』2017年インタビュー「かすかな光も集まれば灯台となる」

人間性の「まだら」について

誰の背後にも深い物語がある。人は誰も、善人か悪人かという単純な二分法では括れない。
『人民日報』2017年インタビュー「かすかな光も集まれば灯台となる」
昔の私が白黒をはっきりつける人間だったかと問われれば、間違いなくそうだった。これだけ長く死刑事件を手がけた今、白か黒かと言われたら、その人は何らかの意図を持っていると考える。現実の世界はそうではない。私が見てきた人間性はまだら模様で、絶対的な白も黒もない。まだらとは灰色のことではない。すべての色がそこにある、ということだ。
涼子インタビュー録『武婕:死刑事件を長年手がけて、人間性のまだらを見た』
本当に深く理解するとは、自分を相手に重ねることではなく、「その人は現に見えているとおりの姿なのだ」という事実を受け入れることだ。人が今日の姿になるまでには一億もの理由があるかもしれないのに、私たちは一つ二つの理由で説明したがる——そうして辻褄を合わせるのは、たぶん自分が楽になるためでしかない。
涼子インタビュー録『武婕:死刑事件を長年手がけて、人間性のまだらを見た』

生命・死・そして「周期」について

人の一生とは一つの周期だと思う。人生が一度きりである以上、力を尽くしてこの一生を生き、自らの命を尊ぶべきだ。
涼子インタビュー録
記憶が連続しないのなら、輪廻があったところで意味はない。前世で何をしたか覚えていますか。覚えていないなら、それが今のあなたにとって何の意味を持つのでしょう。自分を慰めること以外に。
涼子インタビュー録
人は生きているあいだにこそ、すべての意味があるのだと思えてくる。
涼子インタビュー録
死は恐ろしいとよく言われるが、人にとって最も恐ろしいのは死を待つことだ。刑務所もそれほど恐ろしくはない。恐ろしいのは、刑務所に入るのを待っているあいだの時間だ。
涼子インタビュー録

「能動性」について

私たちはよく「自分を追い込みすぎるな」と言うが、それは能動性を手放すことでもある。厳しく求めないでいるべきなのは努力の先にある結果であって、自分から世界に働きかけ、表現するという能動的な行為には、むしろ厳しくあるべきだ。最終的な結果には、厳しくしなくていい。
涼子インタビュー録
人が生きているというのは、流れているということ、動いているということ、能動的であるということだ。そうでなければ、どうやって生きていると言えるだろう。
涼子インタビュー録
人生の意味は、どれだけ覚えているかではなく、どれだけ感じたかにある。愛を感じ、憎しみを感じ、苦しみを感じ、喜びを感じた。その感覚は潜在意識に沈殿し、あなたの生命の一部になる。
涼子インタビュー録
拘置所のあの鉄格子が本当に閉じ込めているのは、自由そのものだ。けれど、中に入ったことのない多くの人の心にも、同じような鉄格子がある。外にいる人は自分を自由だと思っているが、その主体性を本当に行使する勇気があるとは限らない。
涼子インタビュー録

女性の保護と自己成長について

自分を押し殺すことは解決策ではない。自分を押し殺すことのほうが、その原因となった出来事よりも深く自分を傷つける。人は失敗してもいい。ただ、卑屈になってはいけない。
ポッドキャスト『先に知っていればよかった』女性の保護をテーマとした回
女性が暴力や性被害、その他の危害に遭ったとき、抵抗し、自らの権利を主張する勇気を持ってほしい。
ポッドキャスト『先に知っていればよかった』女性の保護をテーマとした回

初心と成長について

法学部の学生だった頃から刑法の講義が大好きで、「公平と正義を守り、人権と法治を保障する」という種を心に蒔いていた。
法合家「名律インタビュー」『愛しているから、守り続ける』
私はとても幸運なことに、良い師に出会えた。師は哲学的な思考力と法哲学の思考様式で、私を別の次元の認識へと導いてくれた。物事をより深く、より徹底して見られるようになり、事件処理の力も急速に伸びた。
法合家「名律インタビュー」『愛しているから、守り続ける』
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